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【Fashion】Supremeが他のブランドとは違う理由。

おはこんばんちわ。

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via : gqjapan.jp

Supreme人気全盛期の2018年。日本に輸入されてきた当初から着ている人から、良さがよくわからないけど人気だから・皆が着ているから着ている人。いろんな人が着ています。

ストリートシーンの王者として君臨して長い〈Supreme〉ですが、なぜここまで人気になったのか確かな事は正直わかりませんし、同じ事をすれば同じように第2の〈Supreme〉がでてくるかどうかもわかりません。 

ただ、これまでいろんな視点で同ブランドの人気を考察してきた意見が出てきましたが、どんなブランドで何をしているブランドなのか明確な意見を見た事がありませんでした。

〈Supreme〉が好きな人がより深く好きになってもらえるように、独自の解釈ではありますが〈Supreme〉がストリートブランドで最高のブランドになった理由を考えてみました。

 

 

 

コラボというアイデンティティ

〈Supreme〉といえば、コラボ。毎シーズン休む暇もなく常にコラボアイテムを発表しているのが〈Supreme〉の最大の特徴。創設当初の94年から芸術家とコラボを始めております。

最近ではあらゆるファッションブランドが、コラボをしていますがこのコラボブームのはしりは完全に〈Supreme〉。ストリートブランド同士のコラボはもちろん、垣根を越えてモードブランドやファッションとは関係のない企業ともコラボをしています。

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pic via / ug.shaft

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pic via / hypebeast.com

2010年に発売したRUST-OLEUMとのコラボは、わかる人にしかわからないコラボの一つ。

RUST-OLEUMとは、NYの多くのグラフィティライターが愛用するスプレー缶メーカー。ストリートカルチャーをバックボーンに持つ〈Supreme〉ならではのコラボだったことで有名なコラボでした。つまりNYのストリートカルチャーをピックアップしたコラボだったわけです。

1970年代ニューヨークで、スプレーやフェルトペンなどを用いて壁や電車などに落書きをすることから始まったとされるグラフィティを描く人の事。

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via : hypebeast

また2016年秋冬に発表したThe North Faceとのコラボアイテム「Mountain light jacket」

今まで「Mountain jacket」はピックアップされた事はあっても「Mountain light Jacket」が採用されたのは初めてで、North Faceのマニアの中で話題になりました。

この「Mountain light」は普通の「Mountain」の廉価版のようなジャッケットなのですが、通常のジャケットに比べてポケットが縦に長く深くスプレー缶がスポッと収納できるジャケットとしてグラフィティーライター達に重宝されていたそうです。そういった背景を知ってアイテムをピックアップしているのが〈Supreme〉というブランド。

参考:大橋高歩 (the Apartment) Interview | NY最深部のカルチャーを伝える - FNMNL (フェノメナル)

 

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pic via / hypebeast.com

ほかにも多くのコラボを発信してきたSupreme
今期はホラー映画の金字塔「ヘルレイザー」とのコラボも発表してます。

 

 

 

 

 

〈Supreme〉というメディア 

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via : magazineworld.jp

個人的な見解ですが、〈Supreme〉は端的に言って「メディア」だと思います。

例えば、代表的なメディアの一つに雑誌があります。
POPEYEなんてわかりやすいファッションメディアだと思います。POPEYEが掲げる『Magazine for City Boys』というテーマがあるように、世に溢れるありとあらゆる情報を『City Boys』というフィルターにかけて編集して雑誌に落とし込んでいるのがPOPEYEというファッションメディアです。

POPEYEが『City Boys』を軸にあらゆる情報を編集して雑誌を毎月発売しているように、〈Supreme〉もなにかしらのテーマをもとにあらゆるカルチャーを編集(デザイン)してTシャツに落とし込んで年2回毎シーズン発売しています。

一見全く違う業態ですが、本質的には同じ事をしていると感じます。

 

 

〈Supreme〉が発信するテーマ

そこで〈Supreme〉がブランドのテーマとして何を据えているのか考えてみました。〈Supreme〉がピックアップする対象には昔から多くの共通点があり、それは彼らが愛しているカルチャーである事がわかります。

ざっくり過去のコラボレーションを見返した結果以下のようなテーマがあるのではないかと考えられます。

 

① NYのストリートカルチャー

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via : nytimes.com

そもそもはスケーターの為のセレクトショップとして誕生したのが〈Supreme〉の起源だということを忘れてはなりません。創設当初から根底にあるのがスケーターやグラフィティなどのNYを代表したストリートカルチャー。以前読んだBRUTUSの対談で〈Supreme〉はNY代表としての自負をもったブランドだという鋭い意見を目にしました。

このストリートカルチャーというくくりには、MOBB DEEP等のラッパーを代表するNYの音楽だったり、グラフィティカルチャーの背景から発売されたボルトカッターだったり多くの要素が含まれていると考えられます。

 

② 世界のアートシーン

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これも創設当初から長らく様々な芸術家とアイテムを発表し続けています。特に毎シーズン発表するスケートデッキには錚々たる芸術家の作品がプリントされてきてました。日本からは村上隆とMr.も〈Supreme〉にフックアップされたことも。

その昔、日本で発売されていた〈Supreme〉のムック本かなにかで創設者のジェームス・ジェビアのインタビューに「若い世代にアートの文化を伝えたい」的な事を書いていたのをうろ覚えですが覚えています(多分ムックだった気がする...)。

 

たまの週末にはMoMA(NY近代美術館)に行くのが楽しみだというアート好きなジェームス・ジェビア。彼が指揮を執る〈Supreme〉というメディアの確固たる取材対象の一つに「アートシーン」が入っていても不思議ではありません。

参考:ストリートの王様、かく語りき──シュプリームのこれまでとこれから|メンズファッションニュース|GQ JAPAN

 

③ 80年〜90年代のカルチャー

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このテーマは最近追加されたのではないかなと思います。
NYのストリートカルチャーでもアートでもない、上二つに当てはまらないコラボレーションが結構あります。

例えばSADEのTシャツだったり、デビッド・リンチとのコラボTシャツだったり、最近では漫画『AKIRA』だったり映画「ヘルレイザー」だったり。SADEはイギリスのアーティストだし、デビッド・リンチはアメリカの映画監督、映画「ヘルレイザー」はイギリスのホラー映画、『AKIRA』は日本の昔の漫画。結構めちゃくちゃなピックアップのようにも見えます。

しかし、これらには80〜90年代にルーツを持っていたり、流行したという共通点が。

 

ではなぜNY代表のSupremeが国を越えたカルチャーに反応するのか?
それは、今やグローバルブランドとして成長したというSupremeが、NYを飛び越えて世界のリスペクトすべき80年〜90年代のカルチャーを若い世代に伝える為にフックアップしているのかと。

過去のインタビューで創設者のジェームス・ジェビアは「グローバルブランドと言う〈Supreme〉の新しいアイデンティティーについて」以下のように答えています。

ラファイエットストリートのスケーターたちのブランドが、ニューヨーク以外の都市で成功しているということは、ブランドのローカルさが魅力になっていることの表れである。「確かに我々はニューヨークのブランドだが、今では同時にワールドブランドでもある」と話すJebbia。「Levi’sがサンフランシスコにあるのと同じことだ。そういったブランドがたくさんあると思う人は多いが、実際我々のようなブランドはなかなか存在しない」と語った。

引用元:Supreme 創設者 James Jebbia へのレアなインタビュー | HYPEBEAST.JP

 

 

今や世界ブランドとなった〈Supreme〉は、ストリートカルチャーを愛しストリートシーンに還元する為に今までやってきたからこそここまで成長する事が出来たのではないかと思います。

BRUTUSの対談でもありましたが、ストリートカルチャーへのリスペクトとサポート。これがSupremeが他のブランドとは一線を画し、最高であり続られる理由だと思います。ストリートブランド黎明期から、自分たちの愛するカルチャーとコラボする事でリスペクトを今もなお最前線で表しているのがすごい事だと思います。

そのカルチャーを初期から支え続けてきたファンからは「カルチャーの盗用」だと批判される事も多々あるようですが、それは当然だと思います。その道の初期からのファンからしたら盗用といってもおかしくはないですから。

いつかSupremeを間近で見て来た数少ない1人、野村訓市さんに〈Supreme〉について語ってほしいですね。まる。

 

 

 

 

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Supreme

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  • 作者: James Jebbia,KAWS,Glenn O'Brien,Aaron Bondaroff
  • 出版社/メーカー: Rizzoli
  • 発売日: 2010/04/27
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